なぜブリザードはトーナメントモードを実装しないのか
お久しぶりです。新環境は含み笑う発明家に切れ散らかしてるドリチンだよ。
なんだよあのカードよお・・・。どのデッキにも入って完全にDr.5じゃねえか。ニヤついてるだけの一介のパンピー発明家がDr.boomよりDr.boomするんじゃあないよ本当に。
いまちょうど選手権やってますよね!!
僕もちょくちょく見てて、プレイ見たり特定のプレイヤーを応援したりすることはあるんだけど、正直あんまり興味が湧かないんですよね。
楽しんでる人達に水を指すつもりは一切無いからそこは勘違いして欲しくないんだけどね。
僕が見る理由は「あの人があのデッキ使ったらどんなプレイするんだろ」とか「日本人勝つかな」くらいで、この構成が強いんだ、とかこの当て方上手かったな〜みたいな感想は全く皆無で、
それはハースストーンのトーナメントシーンに全く触れる機会が無いから。
なんでBO3とかやらねぇんだよこの大便人間って言われたら「だって恒常的に4hero1banで普段遊んでないし…」としか答えられないんだけど、逆に皆さんがどれくらい頻繁に4hero1banとかコンクエストで遊んでるのか気になる、、。
80g貰えるフレンド戦だって1戦でいいし、カジュアル大会に出るから練習付き合ってっいう理由で何回か手伝ったことはあるけど僕はそれくらいだから、現状でコンスタントに(週5.6とかで)bo5やってるよみたいな人って存在するのかなって思う
それこそ選手権の度に思うのが、ラダーの他に選手権と同じルールで遊べるモードがあればもっと真面目に観るのになーーってよく思う。
多くのハースストーンプレイヤーが思ってるだろうし、運営もコラムで度々触れたりredditでもよく話題に上がっているのになんで実装しないのか分からないよね
選手権仕様のモードをなんて呼称すればいいか分からないから仮にトーナメントモードと呼ぶけど、
トーナメントモードがあれば僕みたいなカジュアル大会に出ないし選手権にも興味無いような人もトーナメント構成に触れることが出来るし、トーナメントプレイヤーはより実践的な練習を何か特別なことをせずにラダー感覚で遊べるようになるわけだからガチガチの選手権プレイヤーも割とカジュアルに遊んでいる人の双方にメリットがあるように思える。
じゃあなんでハースストーン運営はトーナメントモードを実装しないんだろう?
なぜブリザードはトーナメントモードを実装しないのか
理由は開発が追いついていないとか、技術的に不可能であるとかの理由がもしかしたらあるかもしれない。
鉄拳に豪鬼が出る時にカプコンにいろんな利権を与えたみたいなことを原田さんがどっかで話してたのを覚えてるんだけどそういう特許とかの関係も無くはないか……でも4hero1ban実装してるDTCGなんて僕が知る限りは無いし可能性は薄そう。
やっぱり1番考えられるのは、「ブリザードが意図的に実装を保留にしている」っていう理由になるわけだけど、プレイヤーに心待ちにされているモードの実装をここまで運営が渋る理由はなんなんだろうと思って少し想像しうる理由を考えてみた。
理由その1「競技性の深度が増し新規プレイヤーの参入が減る」
トーナメントプレイヤーの顔ぶれが毎年似通ってくるのは、間違いなく4hero1banが競技的に高い水準である事を証明している。
でもそれは裏を返せば「実力がより明確に出てしまう」ということであり、ハースストーンの運が良ければトッププレイヤーにも勝てるというカジュアルさは消えてしまう。
もちろんRNGでの勝敗の左右はあるかもしれないけど、選手権が証明しているように上手い人、強い人が勝てるシステムになっている。
一回だけ激強トップでブン回り勝ちしてもあとの2デッキでしっかり倒されてしまうわけで、プレイヤー層が淘汰されて、ある意味では強い人、勝てる人だけが残るような閉鎖されたコミュニティになっていく可能性も十分にありうる。
理由その2.ワンプレーの価値が大きくなり気軽に遊ぶ事が出来なくなる
現状のランク戦は皆さんもご存知の通りただの相性ゲーで、奇数ウォリに勝つにはクエストローグを使えばいいし、クエロに勝つにはテンポメイジを使えばいい、みたいにAに勝つにはB、Bに勝つにはCみたいな状態(環境)になっている。ラダーでも露骨なカウンターピック(被せ)なんかも横行しているし、もちろんプレイングの妙はあるけど正直ゲームのレベルとしては4hero1banの方が高い水準にあるのは間違いない。
でもぶっちゃけ4hero1banは長すぎるんだよな
電車とか昼休みによーしハースストーンやるぞーってラダー回すことはめちゃくちゃよくあるんだけどよーしいっちょ4hero1banやったりますか!!とは絶対ならないでしょ。昼休み終わるわ。
今のハースストーンはPCゲーでありながらも気軽にサクッと遊ぶ事が出来るのが一つのストロングポイントになってると思っていて、それこそ1マッチに40分〜1時間かかるLoLみたいなゲームよりは気軽に遊べるっていう利点が大いにあると思うんだけど、4hero1banモードが実装されてランク戦からそっちに主流が移ればワンプレイにかなりの時間と集中力が必要になり、ハースストーンが持っていた気軽に遊ぶことが出来るという気晴らし的な楽しみ方の側面は消えてしまう。
理由その3.ランク戦がオワコンになる
4hero1banがモードで遊べるようになったら間違いなくランク戦はオワコンになる。
別に根拠はないけどこれは断言出来る。
有名プレイヤー、競技プレイヤーは選手権に直結するトーナメントモードに軒並み移動するだろうし、それについてくるスパイクも移動して、ランク戦は今のカジュアル戦のような立ち位置になると思う。
誇張するなら、「ただ1デッキ持って気軽にじゃんけんするだけのお手軽モード」っていう立ち位置になって間違いなくランク戦のプレイヤー人口は大幅に減る。
環境初期の新たなアーキタイプを発掘したり、カードシナジーを見つけるような期間は多くのプレイヤーがいるかも知れないけど、競技性に勝るトーナメントモードが実装されれば技術を競ううえではあまりに不完全なランク戦だけをやり続ける人の方が珍しくなって、プレイヤーからも「ま、ランク戦は1先だからwただの実験場っしょw」みたいな感じで扱われだす未来が容易に見える。
少なくとも僕はそうやって言い訳するので大半のゲーマーはそう解釈するはず。あいつらゴミだからよ。外でWANIMAみたいなヤツらに絡まれて財布カツアゲされねぇかな……
理由その4.選手権の選出基準が大幅に変わる
今は月毎のラダーの順位やトーナメントでの順位でポイントが入るシステムだけど4hero1banモードが実装されたらおそらくこっちの方が重視される傾向に傾いていくし、じゃあ今までのポイントはどうするんだよってなるからシーズン途中にブッ込むわけにはいかないから、そういう意味では状況を伺っているとも言えるか。
まあどちらにせよ選手権に必要なポイントを現在と同じラダー上位に配るとするならまだランク戦の意義はかろうじて残ることにはなるけど、完全にポイント収集のための退屈な1先って扱いになりそうな気がするんだけどな〜〜
完全に想像なんだけど。
まとめ
色々考えてみたけど、まあ簡単にプレイヤーの言うことをほいほい聞いて実装すればいいもんじゃなくて、ブリザードは色々な側面からの状況を鑑みてトーナメントモード実装を保留にしてるんだと思う。
やっぱりゲームって闘技的な一面もあるけど、気晴らし的な一面も忘れちゃいけないんだろうなーって感じるよね。
特にTCGなんて闘技性を突き詰めたらチェスとか将棋の範疇になっちゃうし。
ハースストーンは他のTCGに比べても多くの無作為性をゲームに取り込んでいるし、ゲームの方向性としては「気晴らし的な遊び」に注力していると僕は思ってるんだけど、そういった意味でも高い競技性や敷居の高さを嫌っているという一面もあるかもしれない。
でももし今のヒロイック酒場みたいなのじゃなくて、期間限定酒場で「真・ヒロイック酒場」(ネーミングセンス終了)みたいな感じで複数デッキ持ち込んで3敗するまでに12勝できるかみたいなイベントがあっても面白いんじゃないかなーって個人的には思います!
特に現環境のメックトゥーンとかトグワグルドルイドとかみたいな構築で力を発揮するようなデッキが沢山あるしハースストーンのゲーム内でコンクエスト方式で遊べるモードができたらいいなと感じます。
よかったら皆さんの意見も聞かせてください!!
コメントにはハートの代わりにマルティンルターのバナナマン日村みてぇないっかつい顔のマークを付けておきます。
ま、おれはトーナメントモードから本気出すからよ・・・・1先だけの荒らし野郎共よ、震えて眠れ・・・・・
おわり