千のブリトー

生涯大学1年生

【感想】映画「聲の形」を見てきた。——登場人物全員の、再生の物語

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どうもみなさん。休日は大体映画見るくらいしかやることのないドリチン・ルターだよ。

違うンすよ……。別に予定がないとかじゃなくね?自らよ?自ら選んでるワケ、ね?だからもうこの話は終わりにしよっか、、な……?

今日は映画「聲の形」を見てきたからその感想を軽くまとめていく。あくまで僕の感想だからそこはご了承下さい。

 

 

開幕早々陰湿なツイートでけん制してゆきます。

まだ本編見てないときに怒り狂ったツイートが流れてきて、内容は障碍者に対する扱いが胸糞悪い!みたいな内容だった。正直映画に何マジになって切れてんだコイツって思ったけど、1500円払ったんだったら映画をどう言おうが、その権利はある。というのが僕の持論だからそこに関しては別にいいと思う。

にしても「どうせ過剰に騒いでるだけだろ?」と思う程度だったんだけど実際映画を見るとそう言いたい気持ちも分かった。というのも、本編は想像以上にヘビーなものだったからである。

開始早々、ヒロインが割とヒドイいじめに遭うところから物語は始まる。主人公はそのいじめの主犯的な役割で——たぶんそれはただ気になっていただけなのだけれど——だんだんエスカレートしていき、いじめが問題化していく。で、それがバレた結果次はその主人公がいじめの標的になってしまう。

シーンが飛んで高校。過去のいじめで完全に対人恐怖症になってしまった主人公石田くんと聴覚障害を持ったヒロイン西宮さんが出会って物語がスタートする。

 

詳しい内容は割愛するけど、物語全体として「かなり重い」印象を受けた。しかも内容が後ろ向きというか、モヤモヤとするようなしがらみがすごかった。

ドリチンは「エクスペンタブルズ」みたいなバカ映画が好きだから「コイツ等殺し合い始めないかな・・・」って2回くらい思ったよ。

 

ただ、ずーーっと重かった分、最後のシーンの解放感はかなり気持ちよかった!!!!

 

ただ、「全員救われたね!!!!ハッピー!!!!!」みたいな終わりじゃなくて、「いろいろあったけど、全部背負ってまた始めようよ」みたいな、やっとみんなの人生が始まるんやな…みたいなエンディングで、それがまた良かった

この映画を見終わった後にジョジョ7部のジョニィみたいな気分になってた。

 

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これは「再生の物語」なんや……。みんなの人生は今から始まるんや………

 

総括して、聲の形」は前半部分のいじめで、登場人物が背負った各々の”罪”をみんなで乗り越える物語であり、前半で溜めた鬱屈した気持ちを後半のカタルシスで一気に爽快感に変えてくれるような、そんな作品だった。

 

 

夏の終わりにふさわしい映画だったから皆さんもぜひ!!!

 

 

おわり

 


映画『聲の形』 ロングPV